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デリカミニで大人2人の車中泊は可能?ベッドキットでもっと快適に!

2023年5月25日に販売開始したデリカミニ。

軽自動車とは思えないような車内空間の広さと、シートアレンジの自由度の高さ、そして悪路走破性を兼ね備えたクルマとして、1〜2人でキャンプを楽しみたいアウトドアユーザーや、日常的に使いやすい軽自動車を求めるユーザーを中心に人気を博している車種です。

スーパーハイトワゴンの特性を活かし、軽自動車の中でもトップクラスの広さを誇るデリカミニ。

アウトドアユーザーであれば「車中泊ができるのかどうか」が気になるところではないでしょうか。

今回は、デリカミニの車中泊について詳しく解説いたします。

【結論】デリカミニで快適に2人の車中泊ができる

結論から言うと、デリカミニでの快適な車中泊は可能です。

実際に、後部座席を一番後ろまで下げ、運転席と助手席のヘッドレストを2つとも外し、背もたれを限界まで後ろに倒すとフラットの状態になります。

後部座席から車のダッシュボードまでは約175cmほどの距離があるので、170cm台前半ぐらいまでの身長の方であれば足を伸ばして快適に寝転がることができます。(※シートとダッシュボードの間に空間があるので、足首あたりから先はシートから出てしまいます)

しかし、運転席や助手席と後部座席の間に少し段差ができるため、寝る際には少し気になるという方もいらっしゃるかもしれません。

そういった場合はインフレーターマットなどを上から敷くことで、こういった段差を和らげ、より快適に車中泊をすることが可能です。

大人1人での車中泊の場合は?快適?

大人1人で車中泊をする場合、車中泊は快適そのものです。

スーパーハイトワゴンは、車内の高さも十分確保できているので、「広々寝られる」という感じでしょう。

前述した通り、シートをフラットな状態にした場合後部座席の背もたれからダッシュボードまでは約175cmほどの空間が生まれるため、170cm台前半程度の方までであれば快適に寝そべることが可能です。

また、寝返りを打つなど、人が快適に寝られる幅は肩幅の約3倍程度だと言われています。

日本人の体の幅の平均は男性で約50cm、女性で約46cmというデータがあるため、その3倍と考えると、次のようになります。

  • 男性:約150cm
  • 女性:約138cm

デリカミニの車室幅は133.5cm。上記の数字には届かないものの、男女ともに比較的余裕を持って寝られるスペースが確保できると言えるでしょう。

参考までにシングルベッドの幅は97cm、セミダブルサイズは120cmです。

大人1人で車中泊する場合は、セミダブルサイズよりも少し幅が大きい空間に寝られると考えると分かりやすいと思います。

また、1人での車中泊の場合は、車内の幅にも余裕があるため、それ以上の長身の方であっても斜めにマットを敷くなど、体の方向を工夫すれば快適に寝ることが可能です。

大人2人での車中泊の場合は?

大人2人で車中泊をする場合も十分に対応できます。

デリカミニは、室内長が2,200mm、室内幅が1,335mm、室内高が1,390mmと、大人2人が快適に過ごせる設計となっています。

前述した通り、運転席と助手席を倒してフルフラットにすることで、大人二人が寝られるスペースの確保が可能です。

170cm台前半程度の身長の方であれば、足を伸ばした状態で寝ることができます。

一方で、175cmを超える身長の方の場合には、「足をダッシュボードと運転席・助手席の間に曲げて寝る」「足を少し曲げて寝る」など体勢を少し考えなければなりません。

また、前述の通り、日本人の体の幅の平均は男性で約50cm、女性で約46cmであり、デリカミニの車室幅は133.5cmあるため、大人2人がそれほどくっつくことなく寝られる幅が確保できます。

セミダブルサイズのベッドの幅が120cmなので、それよりも大きな幅に大人2人が寝ることを考えると分かりやすいかもしれません。

大人2人と子ども1人での車中泊の場合は?

大人2人と子ども1人での車中泊の場合、セミダブルベッドよりも少し大きいサイズのベッドに3人で寝ることをイメージしてください。

寝ること自体は可能ですが、少し窮屈に感じることは否めません。

快適とは言えないけれど可能、ぐらいに思っておくのが良いと思います。

もっと車中泊を快適にするには?カスタムしてみよう!

デリカミニの座席をフラットにした状態であっても車中泊は十分可能ですが、より快適な寝床にするためには、次のようなカスタムパーツの装着を検討してみましょう。

  • ベッドキット
  • インフレーターマット
  • LEDルームランプ
  • アッパーステー・ルーフトレー・バックドアパイプ
  • サイドストレージパネル
  • ルーフラック
  • カーテン
  • シェード

それぞれどのようなパーツなのか、どのように快適になるのかを見ていきましょう。

ベッドキット

ベッドキットは、車内をフラットな寝床に変えるための専用マットやフレームのセットです。

デリカミニは広い室内空間が魅力ですが、フラットにしても段差や凹凸が生じやすく、寝転がった時にそれが気になってしまう方もいらっしゃると思います。

そういった凹凸を一切なくし車内に平面を作り出すことができるのがベッドキットの魅力です。

また、ベッドキットの上に後述するインフレーターマットなどを敷くことでより快適に寝ることが可能です。

インフレーターマット

インフレーターマットは、空気を入れて膨らませることでマットレスのように使えるアイテムです。

これを使えば、ベッドキットなどを導入しなくても、気軽にデコボコした車内のシートでも段差や凹凸のない寝床を作ることができます。

空気を入れて使う仕様なので、空気を抜けば丸めてコンパクトに収納しておけるのもメリットの1つです。

ただし、インフレーターマットにも様々な種類があります。

薄すぎるマットではフラット時の凹凸や段差が伝わりやすくなってしまうので、厚さが4cm以上のものがおすすめです。

LEDルームランプ

LEDルームランプは、従来の電球に比べて明るさが格段に向上する上、消費電力も抑えられる優れものです。

バッテリーへの負担も軽減することができます。

車中泊の場合、夜間に車内で読書や食事を楽しんだり、PCやスマホを見たり、寝る以外にもさまざまな活動をされることが想定されます。

そのため、従来のルームランプのままでは「少し暗い」と感じてしまうこともあるでしょう。

LEDルームランプがあれば、一気に車内空間が明るくなり、快適な活動が可能です。

アッパーステー・ルーフトレー・バックドアパイプ

アッパーステーは天井付近に取り付けるバーのことで、衣類や軽量な荷物を簡単に収納できる便利なアイテムです。

これにより、足元や座席周りがすっきりし、快適な空間を確保することができます。

ルーフトレーは、アッパーステーと同様に天井付近に取り付ける棚のことです。

天井付近のデッドスペースに棚ができるため、車内の小物や備品などを収納することが可能です。

最後に、バックドアパイプはその名の通り、バックドアに取り付けるバーのことで、簡易的なタオル掛けやライトスタンドとして利用できる他、バックドアを開けた状態ではハンガーラックとしても使用でき、着替えの時に役立つアイテムです。

このように、デッドスペースを収納スペースとして活用することで、寝床を広く確保することができるので、こういった細かいカスタムも車中泊を快適にするために有効と言えます。

サイドストレージパネル

サイドストレージパネルは、車両の内壁に取り付けるパネルです。

アウトドア用品や調理器具などの細かいアイテムをつるすことで、小物類の収納スペースを増やすことができます。

これにより、車内の床やシート上に置かれていた荷物が整理され、スペースを有効に活用できます。

また、サイドストレージパネルは、天井部分に取り付ける収納に比べ収納したアイテムが取り出しやすく、車内空間の利便性向上にも繋がります。

ルーフラック・リアラダー

車中泊を快適にするためには、いかに車内のスペースから無駄なものを排除するかが重要です。キャンプなどのアウトドアや、釣り・サーフィンなどのスポーツを楽しむ上で車中泊が必要と考えている方は、ルーフラックの取り付けをぜひ検討してみてください。

テントやタープ、椅子など大物の用品などを丸ごと天井上に収納できるため、車内のスペースをより広く使うことができます。

また、ルーフラックを取り付けることで見た目としてもアクティブな印象になるため、デザイン面でもおすすめのパーツです。

カーテン

キャンプ場やサービスエリアでの車中泊をする場合、周囲の視線を遮ることの出来るカーテンはマストアイテムの一つといます。

取り付けることで車内でのプライバシー性が向上し、夜間や就寝時などにも安心してくつろぐことが可能です。

シェード

シェードは、夏の暑い日や冬の寒い日に便利なアイテムです。

シェードを使用することで、窓からの直射日光や冷気を遮り、車内の温度を適切に保つことができます。

たとえば、夏場の日中に車内で過ごす場合、シェードがあれば車内温度の上昇を防ぎ、快適な空間を保つことができます。

冬場には、シェードが冷気を遮断し、車内を暖かく保つのに役立ちます。

このように、車中泊の場合には外気温などの影響を受けることも考慮しなければなりません。

シェードは温度という点で車内空間を快適に保つのに必要不可欠なアイテムと言えるでしょう。

また、カーテンと同様にプライバシー確保などにもシェードは有効です。

デリカミニの車中泊のしやすさは軽自動車の中でもトップクラス

デリカミニは軽自動車の中でもトップクラスの社内空間の広さを誇る車種です。

また、フラットにすれば大人2人が快適に寝られる寝床を作ることが可能です。

2023年5月に販売開始した車種でありながら、カスタム需要の高い「デリカD:5」のミニ版を彷彿とさせる「デリカミニ」というネーミングもあって、車中泊をはじめアウトドアニーズの高い車種でもあるので、カスタムパーツやカスタム事例なども豊富に揃っています。

こういった点から軽自動車の中ではトップクラスに車中泊に適した車種と言っても過言ではありません。

「車中泊ができる軽自動車を探している」という方はぜひデリカミニの試乗を、またデリカミニをより快適な車中泊ができるようにカスタムしていきたいという方は、最寄りの東海三菱自動車販売店舗または「D:Styale Garage」までご相談ください。

車中泊をより快適にするご提案をさせていただきます。

本記事で紹介した商品の中には、当社では取扱いのない商品も一部含まれています。