トライトンはキャンプに最適?ピックアップトラックならではの魅力とおすすめカスタムを紹介
キャンプが好きな方を中心に注目を集めているピックアップトラックの新型「トライトン」。
2024年2月から日本での販売が開始され、アウトドアに最適な一台として話題にもなっています。
ピックアップトラックと聞くと、荷台がある分、乗車スペースが狭いイメージを持たれるかもしれませんが、トライトンは後部シートを備えており、最大で5人まで乗車可能。
また、スタイリッシュなデザインとSUV並みの快適性を兼ね備えているため、ファミリーキャンプや仲間とのアウトドアにもぴったりです。
この記事では、トライトンがキャンプに適している理由やキャンプ仕様にカスタムするためのアイデアを詳しく紹介します。
そもそもトライトンとは?

引用元:三菱自動車工業サイトより
トライトンは、三菱自動車が製造・販売しているピックアップトラックで、1978年に発売された『フォルテ』をルーツとし、以来45年間で5世代にわたり約570万台が生産され、世界約150ヵ国で販売されてきた三菱自動車の世界戦略車に位置付けられます。
2024年2月に日本市場で発売が開始された新型トライトンは、9年ぶりにフルモデルチェンジされました。
従来のピックアップトラックは作業用のトラックとして使われることが多かったですが、新型トライトンは快適な室内環境を備えたアウトドアユースの車に生まれ変わっています。
トライトンの主要スペックは、以下のとおりです。
全長×全幅×全高 | (GSR)5,360mm×1,930mm×1,815mm (GLS)5,320mm×1,865mm×1,795mm |
||
---|---|---|---|
室内長×室内幅×室内高 | 1,770mm×1,540mm×1,175mm | ||
ホイールベース | 3,130mm | ||
トレッド | フロント | 1,570mm | |
リア | 1,565mm | ||
最低地上高 | 220mm | ||
車両重量 | (GSR)2,140kg (GLS)2,080kg | ||
車両総重量 | (GSR)2,915kg (GLS)2,855kg | ||
乗車定員 | 5名 | ||
サスペンション | フロント | ダブルウィッシュボーン式独立懸架コイルスプリング | |
リア | リーフスープリング | ||
エンジン | 4N16(コモンレール式DI-Dインタークーラー付ターボチャージャー) | ||
総排気量 | 2.439L | ||
内径×行程 | 86.0mm×105.0mm | ||
圧縮比 | 15.1 | ||
最高出力 | 150kW(204PS)/3,500rpm | ||
最大トルク | 470N・m(47.9kgf・m)/1,500-2,750rpm | ||
燃料タンク容量 | 75L | ||
燃費 | WLTCモード | 11.3km/L | |
市街地モード | 8.5 km/L | ||
郊外モード | 11.4 km/L | ||
高速道路モード | 13.0 km/L |
トライトンはキャンプに向いている車
ピックアップトラックのトライトンは、キャンプに適した車と言えます。
その理由として、以下の3つが挙げられます。
- 高い走破性で悪路でも安心
- 積載力抜群でキャンプ用品を自由に積める
- カスタム性が高く、自分好みのキャンプ仕様にできる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
高い走破性で悪路でも安心

引用元:三菱自動車工業サイトより
トライトンは、険しい山道や泥道、雪道など、過酷な環境でも優れた走破性を発揮するピックアップトラックです。
優れた悪路走破性を支えている以下2つの先進技術を紹介します。
- スーパーセレクト4WD-Ⅱ
- 7つのドライブモード
スーパーセレクト4WD-Ⅱ

引用元:三菱自動車工業サイトより
スーパーセレクト4WD-IIは、4WDセレクターを操作することによって走行状況に合わせて4種類の駆動モードを選択できる4WDシステムです。
路面の状態に合わせて最適なモードを選択できるため、快適で安全な走りが可能となります。
4WDセレクターによって切り替えできる駆動モードは、以下のとおりです。
セレクター位置 | 駆動モード | 適する走行状況 |
---|---|---|
2H | 2WD(後輪駆動) | 乾いた一般道路や高速道路を経済的に走行するとき |
4H | フルタイム4WD | 一般道路、高速道路や滑りやすい路面を走行するとき |
4HLc | センターデフロック4WD | 悪路や砂地、ぬかるみ、深い雪道などを走行するとき |
4LLc | ローレンジセンターデフロック4WD | 急登坂や急降坂などの急勾配を走行するとき(特に大きな駆動力が必要な低速走行のとき) |
7つのドライブモード

引用元:三菱自動車工業サイトより
トライトンには、路面状況に応じて最適な走りを実現する「7つのドライブモード」が搭載されており、さまざまなシーンで安定した走りが可能となります。
ドライブモード/4WDセレクター位置 | 適した路面 | 詳細 |
---|---|---|
NORMAL/全モード | 通常路面 | 駆動モードに応じて適切なバランスのとれた走行性能を実現する |
ECO/2H | 通常路面 | エコロジカルで経済的な走行に適している |
GRAVEL/4H | 未舗装路や濡れた路面 | 悪条件下での運転をサポートする |
SNOW/4H | 雪道 | 滑りやすい路面で安定性が向上する |
MUD/4HLc | ぬかるみや深い雪道 | 大きな駆動力が必要なとき、発進性と安定性が向上する |
SAND/4HLc | 砂地 | 大きな駆動力が必要なとき、発進性と安定性が向上する |
ROCK/4LLc | 岩場 | タイヤが空転するような場所を走行するとき、発進性と安定性が向上する |
積載力抜群でキャンプ用品を自由に積める

引用元:三菱自動車工業サイトより
トライトンのカーゴスペースは、幅1,525mm、奥行1,470mmの広さがあります(ベッドライナーを装着している場合)。
そのため、テントやテーブルなどのキャンプ用品はもちろんのこと、マウンテンバイクなどのアウトドアに必要な荷物を自在に積み込むことができます。
また、バックドアを開いたときの地上高が825mm(GSRの場合。GLSは820mm)と低いため、荷物の積み下ろしがしやすいのもうれしいポイントです。
さらに、カーゴスペース内には4個のインナーフックが設置されているので、積載した荷物をしっかり固定しやすくなっています。
カスタム性が高く、自分好みのキャンプ仕様にできる
トライトンは、カスタム性が高く、自分好みのキャンプ仕様に仕上げられるのも魅力です。
三菱自動車の純正パーツ・アクセサリー以外にも、多くの部品メーカーからカスタムパーツが販売されているため、自分の理想に合わせたカスタムが可能です。
2024年11月には「トライトンカスタムコンテスト」が開催され、デザイン性を向上させるカスタムや快適性を追求したアレンジなど、個性が光るトライトンが集結しました。
トライトンカスタムコンテストのアレンジも参考にしながら、自分好みのキャンプ仕様車にカスタムしていくことを楽しむこともできるのです。
トライトンをキャンプ仕様にするカスタム紹介
ノーマルのままでもキャンプには十分な車ですが、カスタムをしてもっと便利なキャンプ仕様車にすることもできます。
トライトンをキャンプ仕様にするカスタムとして、以下の8つを紹介します。
- トノカバー
- キャノピー
- テールゲートアシスト
- ベッドライナー
- サイドステップ
- カータープ
- ポータブル電源
- トレーラーヒッチメンバー
それぞれ詳しく見ていきましょう。
トノカバー
カーゴスペースに積んだ荷物のセキュリティ強化や水濡れ・汚れなどを防止するためには、トノカバーを装着すると良いでしょう。
トノカバーは用途や目的によって、カーゴスペースの機能をさらに向上させることができる便利なパーツです。
トライトンにも、次の3種類の純正トノカバーが用意されています。
ソフトトノカバー

引用元:三菱自動車工業サイトより
取り外しが簡単なので、高さのある荷物も楽に積むことができます。
ハードトノカバー

引用元:三菱自動車工業サイトより
盗難防止効果の高いロック機構を持っています。
LED照明が付いているため、夜間に荷物を出し入れする際にも便利です。
手動トノカバー

引用元:三菱自動車工業サイトより
質感の高いアルミ製で、全開・半開・全閉の3段階で固定することができます。
全閉時は専用の鍵で施錠可能となっているため、セキュリティ面でも安心です。
キャノピー

引用元:三菱自動車工業サイトより
トノカバーを使うとカーゴスペースのセキュリティ強化や水濡れ・汚れ防止はできますが、カーゴスペースに蓋をする形になるので、高さに制限が生じます。
そこでおすすめしたいのが、キャノピーです。
トライトンには、純正のキャノピーが用意されており、カーゴスペースの空間を拡大しながら、積載した荷物をしっかりと保護できます。
また、ワンタッチで全てのウインドウをポップアップできる機能や、カーゴスペース全体を明るく照らすLED照明も搭載されています。
キャノピーを装着すれば、十分な高さを確保しつつ、耐候性の向上やセキュリティ対策が可能になります。
テールゲートアシスト

引用元:三菱自動車工業サイトより
荷台の積み下ろし時にはテールゲートを開閉しなければなりませんが、テールゲートはそれなりに重量があるため、頻繁に開閉する場合、腕や腰への負担がかかることもあります。
そこで活躍するのが、テールゲートアシストです。
テールゲートアシストを装着することで、テールゲートの開閉時にかかる負担が大幅に軽減。
開く際にはスムーズに下降し、閉める際にも軽い力で簡単に持ち上げることが可能です。
力を入れなくてもスムーズに動作するため、女性や年配の方でも扱いやすく、荷物の積み下ろしがより快適になります。
ベッドライナー

引用元:三菱自動車工業サイトより
ベッドライナーをカーゴスペースに装着すると荷物の出し入れによる傷付きや汚れの付着を防ぐことができます。
アウトドア用品や工具、建材などを積載する際も、車両本体を傷つけることなく安心して使用できるでしょう。
カータープ

引用元:三菱自動車工業サイトより
車に取り付けられるカータープがあると、手軽に屋根のある場所を作ることができて便利です。
屋根だけが欲しい場合はオープンタイプ、テントとしても使いたい場合はシェルタータイプを選ぶと良いでしょう。
三菱自動車の純正アクセサリーとして、アウトドアブランドの「ogawa」とのコラボレーションによるカータープが販売されています。
取り付けやすさだけでなく、デザインにもこだわったオリジナル仕様となっています。
ポータブル電源
ポータブル電源があれば、キャンプの快適さは高まります。
USBポートを使えばスマートフォンの充電が可能で、100Vコンセントを利用すれば自宅の家電も使用できます。
暑い季節には扇風機やスポットクーラー、寒い季節には小型の電気ヒーターや電気毛布を使うことができ、車中泊の環境が快適に。
また、睡眠時だけではなく、ホットプレートで料理をしたり、お湯を沸かしてコーヒーを淹れたりすることも可能です。
キャンプ用のポータブル電源には、電源容量や出力電圧、コンセント数、USBポート数などによって多くの種類があるので、自分のニーズに合ったものを選定するようにしましょう。
なお、ポータブル電源はキャンプ用だけではなく、自然災害等で自宅が停電したときに防災用として活用することもできるので、そういった観点も考慮に入れて選定するのがおすすめです。
トレーラーヒッチメンバー
キャンプでの睡眠環境としてはテントを張ってその中で睡眠を取るのが一般的ですが、キャンピングトレーラーを使うという方法もあります。
キャンピングトレーラーを牽引する場合、車両総重量が750kg以下のキャンピングトレーラーであれば牽引免許は不要です。
なお、車両総重量が750kgを超えても2,000kg未満の場合は限定牽引免許で牽引することができます。
キャンピングトレーラーを牽引するためには、車体後部に「トレーラーヒッチメンバー」を取り付ける必要がありますが、トライトン用の純正パーツとして「トレーラーヒッチメンバー」と「50mmボールマウントキット」が販売されています。
トレーラーヒッチメンバー

引用元:三菱自動車工業サイトより
トレーラーを牽引するためのヒッチメンバーです。
トレーラー側に電源供給するためのハーネス、トレーラー用変換アダプターハーネスがセットされています。
トレーラーと積載量を合わせた許容牽引重量は、トレーラーにブレーキありの場合が3,500kg、トレーラーにブレーキなしの場合は750kgです。
50mmボールマウントキット

引用元:三菱自動車工業サイトより
カップリングが50mm規格のヒッチボール対応のトレーラー牽引時に使用できます。
トライトンをキャンプ仕様にカスタムしよう!
トライトンはタフなアウトドア性能とSUV並みの快適性を兼ね備えており、キャンプに最適な車の一台です。
標準のままでも十分にキャンプやアウトドアに便利な車ですが、豊富なカスタムパーツを利用して自分だけの一台に仕上げていけることも大きな魅力です。
トライトンをカスタムして、「もっと荷物を積みたい」「快適に車中泊したい」「オフロード性能を強化したい」などのご要望は、東海三菱自動車販売が展開している「D:Style Garage」、または各新車店舗までお気軽にご相談ください。お客様のご要望にお応えするカスタムをご提案させていただきます。
自分だけのオリジナルトライトンで、キャンプを楽しんでみてはいかがでしょうか。
※ご紹介したすべての商品を展示しているわけではございません。ご了承ください。