デリカD:5の車中泊カスタムアイデア!自分たちだけのプライベート空間をもっと快適に!
広々とした室内空間と高い走破性を誇るデリカD:5は、車中泊に最適な車種の一つです。
しかし「デリカD:5で車中泊をしてみたいけど、どこから手をつければ良いかわからない」という悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか。
デリカD:5は、カスタム次第でさらに快適な車中泊を実現することができます。
この記事では、デリカD:5の車中泊におすすめなカスタムアイデアを紹介します。自分たちだけの特別な空間で、車中泊を楽しみましょう。
デリカD:5が車中泊に向いている理由
デリカD:5は、以下のような理由で車中泊に適しています。
- 広々とした室内空間
- シートアレンジが豊富
- より多くの場所にアクセスできる悪路走破性
なぜ車中泊に向いているのか、それぞれの理由について解説します。
広々とした室内空間
デリカD:5の室内空間はミニバンの中でも広く、車中泊をする際にゆったりと過ごせます。
室内幅は150cmほどで、室内高は130cmほどと広々としたスペースです。
2列目と3列目のシートを倒せばフラットなスペースを確保でき、大人でも十分横になれます。
広い空間では横になるだけではなく、テーブルを置いて食事をしたり、着替えたりする際にものびのび行えます。
また、天井が高いので、車内を移動しやすいのもメリットの一つです。
シートアレンジが豊富
デリカD:5は、いくつものシートアレンジを行えます。
1列目シートから3列目シートまで全てを動かせるので、さまざまなレイアウトが可能です。
シートを倒してフラットなスペースを作ることもできます。
いくつかシートアレンジ例を紹介します。
フロントシート+セカンドシートフラットモード
1列目のフロントシートと、2列目のセカンドシートを倒して、車内前方半分をフラットにしたアレンジです。
フロントシートのヘッドレストは取り外しを簡単に行えます。
外した状態で倒せば、セカンドシートとつなげてフラットなスペースになります。
ちょっとした休憩時に便利なシートアレンジです。
セカンドシート+サードシートフラットモード
2列目のセカンドシートと3列目のサードシートを倒して、フラットにしたアレンジです。
セカンドシートもサードシートもヘッドレストを取り外すことができ、外して倒せば広々としたフラットな空間が出来上がります。
8人乗りを選んだ場合はシートとシートの間にほとんど隙間がないため、気になりません。
大人2人が並んで横になり、足を伸ばせるぐらいのスペースなので、車中泊に適したアレンジといえます。
ただし、サードシート部分に頭を置いて横になると段差があるので、クッション等を置いて調節したほうが良いでしょう。
2名乗車+最大ラゲッジスペース
フロントシートである助手席と運転席に乗車した状態で、セカンドシートをチップアップしてスライドさせ、サードシートを左右に跳ね上げた状態のアレンジです。
広いラゲッジスペースを確保でき、荷室長は1,610mmにもなります。
乗車定員は2名となりますが、スキー板やスノーボード、大型家電、テントなど大きな荷物も積み込めるようになります。
キャンプや旅行で車中泊するときでも、必要な荷物を余すことなく積み込めるでしょう。
また、自転車や棚などの荷物も積み込むことが可能です。
より多くの場所にアクセスできる悪路走破性
車中泊を考える場合、悪路走破性は重要な要素となります。
デリカD:5はミニバンながらも悪路走破性を備えており、林道や砂利道、泥道などさまざまな悪路をスムーズに走行できます。
搭載しているディーゼルエンジンは、最大トルクを380N・mへと高めており、力強い走りを実現。
また、三菱自動車が今まで培ってきた技術をもとにしたフルタイム4WDは、舗装されていないような悪路でも、そのパワーを発揮してくれます。
悪路でも安定して走行できるため、一般的な車ではいけないような、より多くの場所にアクセスでき、車中泊の幅が広がります。
デリカD:5の車中泊をもっと快適にするカスタムアイデア
自分好みにデリカD:5をアレンジすれば、より快適に車中泊を行うことが可能です。
デリカD:5には、多種多様なカスタムパーツが販売されています。
車中泊を快適に行うためのカスタムアイデアを紹介します。
ベッドキットは車中泊のマストアイテム
デリカD:5はシートをアレンジしてフラットスペースを確保できますが、そのままでは若干段差があります。
横になったとき、人によっては違和感を感じるでしょう。
快適に横になってくつろいだり、寝たりするなら、ベットキットは欠かせません。
車内のシートを倒して、その上にベットキットを設置すれば、広々としたベットスペースが出来上がります。
製品によってはベットキット下に収納スペースができるので、車中泊で必要な荷物を置いておけます。
ベットキットは、設置も取り外しも簡単に行えるので、心配は無用です。
車中泊を行うときには、気に入ったベットキットを用意しておくと良いでしょう。
AC電源を装備すれば家電も使える
デリカD:5には、センターコンソール部分にAC電源が備えられています。
運転席と助手席の間に設置されているAC電源は、最大消費電力100Wまでの電化製品が使用可能です。
車中泊のときにシートを倒してフラットなスペースにしたとしても、使いやすい位置にあるので便利です。
スポットクーラーや電気毛布などを使えば、夏の暑い時期や冬の寒い時期でも快適に車内で過ごせます。
また、電気ケトルやホットプレートなどのアイテムを使用すれば、車内での調理も可能。
このように、AC電源を活用すれば、車中泊がより楽しくなるでしょう。
なお、アダプターを使えば、スマホの充電もできるので、さらに便利です。
後席用モニターでいつでもテレビを楽しめる
ディーラーオプションとはなりますが、デリカD:5は後方用モニターを設置できます。
後部座席からも見られるモニターは、12.8インチの大きさです。
Youtubeや映画などを見ることができるので、退屈な時間もなくなります。
また、ナビゲーション用のディスプレイを加えれば、前席と後部座席の両方で動画を楽しめるようにもなります。
食事の後に、ゆっくりとくつろいで動画を見るのも良いですよね。
マルチユースフックでデッドスペースを活用
ロープやフックを引っ掛けられるマルチユースフックが、デリカD:5には14箇所設置されています。
天井に設置されたフックを使えば、天井部分にネットを設置でき小物を収納できます。
ワイヤーを通して、S字フックで小物を通せるようにしても便利でしょう。
カーテンレールを使って、カーテンを設置することもできます。
マルチユースフックを使えば、車内のデッドスペースを有効活用でき、より快適に過ごせること間違いなしです。
カーテン&シェードで人目を気にしない車内空間に
車中泊を行うならば、プライバシー確保は欠かせません。
カーテンやシェードは純正アクセサリーとして販売されています。
また、純正以外にもデリカD:5用に設計された製品も販売されています。
専用設計品であれば、専用の取り付け金具が付属しているため、そのまま設置できます。
カーテンは外からの強い光を防ぐ働きもあるので、車中泊を快適にしてくれます。
シェードも同じように目隠しとしてプライバシーを確保するために使用できますが、直射日光を遮り紫外線をカットする働きもあります。
プライバシー確保だけでなく、日よけとしての機能の観点からも、検討されてみてはいかがでしょうか。
防虫・清涼ネットは春から秋の車中泊に活躍
春から秋にかけては、虫の侵入が気になりますよね。
防虫ネットがあれば虫が侵入する心配がなくなり、かつ、快適な温度で過ごすこともできます。
マジックテープで簡単に取り付けられるので、加工を必要としません。
ある程度の目隠しにもなるので、プライバシーも確保できるでしょう。
LEDルームランプを導入すれば車内でより快適に過ごせる
デリカD:5に標準装備されているルームランプは電球タイプで、それほど明るくはありません。
もう少し明るさが欲しいという場合には、LEDルームランプへの付け替えがおすすめです。
付け替えは簡単に行えます。ランプカバーを外して、もとからついている電球を取り出し、LEDランプを取り付け、カバーを元に戻せば完了です。
デリカD:5用のLEDランプの場合は、当然ながら専用設計となっているため、ぴったりはまります。
標準装備のランプでは車内の光が完全には届かず暗めの場所もありますが、LEDランプは車内全体を照らしてくれます。
また、製品によっては調光ができるので、程よい明るさに調整も可能です。
さらに、リアパーソナルランプもLED化すれば、より明るく快適な空間にすることができます。
デリカD:5の車中泊に関するよくある質問
ここまで、デリカD:5の車中泊でおすすめのカスタム方法を紹介しました。
ただ、実際のところ、これまで車中泊をしたことがない方は、わからないことも多いでしょう。
ここからは、デリカD:5での車中泊に際して、よくある疑問を取り上げるので、参考にしてください。
デリカD:5で車中泊をするときに段差を解消するにはどうすれば良いですか?
デリカD:5は、シートを倒しただけでは完全にフラットにはなりません。
2列目シート部分に若干膨らみが発生するので、横になっても違和感を感じるでしょう。
また、7人乗りの場合、2列目シートはシートとシートの間が空いているため、その部分の空白が気になる方もいるかもしれません。
この辺りの解決には、イレクターパイプでフレームを作って隙間部分に設置する必要があります。
一方、より快適なフラットスペースを確保したいとなれば、シートを倒してからベットキットを設置する形がおすすめです。
ベットキットを設置することで、段差のないフラットなスペースが生まれます。
設置時には3列目シートを左右に跳ね上げる必要がありますが、邪魔になるようであれば取り外しもできます。
また、簡易的ではありますが、純正アクセサリーのジョイントクッションを使って段差による違和感を減らすことも可能です。
なお、インフレーターマットなど、市販のものでもこういった段差の違和感を軽減することは可能です。
デリカD:5でベットキットを自作することはできますか?
デリカD:5用にベットキットを自作することは可能です。
大まかな作り方は、以下の通りです。
- イレクターパイプでフレームを作る
- フレームの上に、ベニヤ板やコンパネなどの板材を張って床面を作る
- 床面にマットレスやクッション材などを敷く
イレクターパイプのジョイント部分は、メタルジョイントで強化しておきましょう。
注意点となりますが、設置したまま走行すると危険な場合もあるため、収納できるように設計して作る必要があります。
工作に慣れていない場合は、イレクターパイプの切断や組み立ては苦労するかもしれません。
車内にぴったり収まらないサイズになり、ぐらぐらして使いにくくなる可能性も出てきます。
自作は可能なものの、やはり、ベットキットを使い快適に車中泊を行うならば、市販の製品を用意したほうが良いでしょう。
市販品ならば、車内にぴったり収まるようになっており、ぐらつく心配がありませんので。
デリカD:5で快適な車中泊を実現しよう!
ここまでご案内してきた通り、デリカD:5は、1列目から3列目まで全てのシートを動かすことができ、フラットなスペースを確保できます。
また、悪路走破性に優れているので砂利道や林道などもスムーズに走行でき、旅行や遠出で不整地を走るときにも心配がいりません。
ベットキットやカーテンなどのカスタムパーツが豊富で、あなた好みにカスタムすれば、デリカD:5での車中泊は、より快適なものになります。
どれぐらいの車内の広さなのか、使い勝手はどうなのか等、実際を知りたければ、一度デリカD:5の展示を見て確かめていただきたいです。
東海三菱自動車販売の「D:Style Garage」では、カスタムが施されたデリカD:5をご覧いただけます。
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